人材開発支援助成金に新たなコースが新設!

厚生労働省の雇用関係助成金、人材開発支援助成金に新たなコース

「事業展開等リスキリング支援コース」が新設されました。(2022年12月2日発表)

人材開発支援助成金とは

企業で雇用されている労働者のキャリア形成促進を目的とした助成金です。

事業主が事業内の職業能力開発計画を立て、計画に沿って労働者に職務に関連する専門知識・技能の

習得に必要な職業訓練を実施する場合に経費の一部等を援助します。

「職務に関連する」ことが非常に重要となります。

事業展開等リスキリング支援コースについて

企業の持続的発展のため、新製品の製造や新サービスの提供などにより新たな分野に展開する、

または、デジタル・グリーンといった成長分野の技術を取り入れ業務の効率化などを図るため、

 ①既存事業にとらわれず、新規事業の立ち上げなどの事業展開に伴う人材育成

 ②業務の効率化、脱炭素化などを目的に、デジタル・グリーン化に対応した人材の育成

に取り組む事業主を対象に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部を高率助成により支援する制度となります。

リスキリングとは?

リスキリングとは、英語で「Reskilling」であり、スキルをつけ直すこと、学び直すことと訳されます。

経済産業省はリスキリングの定義を「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされる

スキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」と定めています。

リスキリングが求められる時代の変化に対応するために、スキルを獲得する・させることがリスキリングです。

企業におけるリスキリングとは、業務において新たな専門知識・スキル・技能が必要になったときに備えて勉強する取り組みを指します。

助成金の支給対象となる訓練

① 助成対象とならない時間を除いた訓練時間数が10時間以上であること

OFF-JT(企業の事業活動と区別して行われる訓練)であること

職務に関連した訓練であって以下のいずれかに該当する訓練であること

ー 事業展開を行うにあたり、新たな分野で必要となる専門的な知識及び技能の習得をさせるための訓練

二 事業展開は行わないが、事業主において企業内のDX化やグリーン・カーボンニュートラル化を進め

る場合にこれに関連する業務に従事させる上で必要となる専門的な知識及び技能の習得をさせるための訓練

 (注)「事業展開」は、訓練開始日から起算して、3年以内に実施する予定のものまたは6カ月以内に実施したものである必要があります。

助成率・助成額

注目されているだけあって、事業展開等リスキリング支援コースは高い助成率となります。

1事業所当たりの限度額は1年度(4/1~3/31)あたり1億円となります。

まとめ

企業におけるリスキリング推進が必要とされるなか、人材開発支援助成金は注目度の高い助成金です。

助成限度額の引き上げ、予算の拡充など、国がこの分野に力を入れているのが伺えます。

今後、事業展開を検討している、従業員に専門的な知識及び技能の習得を考えている会社様はぜひ助成金を活用してみてはいかがでしょうか。

詳しくは、厚生労働省のホームページをご確認ください。

人材開発支援助成金に限らず、助成金申請にあたっては厳格な要件等があります。助成金申請をご検討

の場合は専門家である社会保険労務士にご相談ください。 (社会保険労務士 若松 春奈)